【028】もしも、過去のあの日に戻れるなら。『もっと早く読書に目覚めていれば』
『もしも、過去のあの日に戻れるなら。』
このテーマについて自由に語ってください。
条件は
・記憶を持ったまま過去へ。
・体は過去の戻った日のもの。
・戻った日からまた時は流れ始め、時を飛んで現在に戻ってくることは出来ない。
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もしも、過去のあの日に戻れるなら。
もっと勉強していればとは、大抵の人が思う事ですが、
それでは中高生の頃に怠けていたかと言えば、そうでもありません。
いつでも傍目には分からない、心の葛藤を抱えていたものです。
ただストレスの解消法を知らなかったので、
ポップスにハマって音楽CDを沢山買ったり、
過食性になったりして、無駄な時間やお金を使っていました。
大人になって電車通勤するようになったので、
退屈しのぎに文庫本を読みはじめました。
その時になって初めて、本が娯楽であることに気が付きました。
それまでは学校の国語の授業の影響でしょうか、
本はつまらないものだと思い込んでいたのです。
始めに読んだのは夏目漱石でしたが、
それ以後は何故か「赤毛のアン」や「秘密の花園」などの
少女小説を読みふけりました。
二十歳を過ぎてやっと少女小説の中に、
心の奥底で必要としていたものを見つけたのです。
時代を越えて読み継がれてきた少女小説は、
いつの時代にも少女や若い女性達の、
心の糧となるのだということに気が付きました。
小説にハマることは真面目腐ったことではないし、
楽しく為になる事なのだとあの頃の私が気が付いていれば、
もっと充実した学生生活を送れたのではないかと、
今になって思います。
もしも中学生に戻れるのなら、文庫本をたくさん読みたいです。
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『もしも、過去のあの日に戻れるなら。』
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